アテローム

アテローム炎症起こすと破裂する場合もある

   

あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、粉瘤(ふんりゅう)のことをアテロームともいいます。

このアテロームとは、子どもから大人まで、男女問わず誰もができるものです。
部位も頭から足まで、どこにでもできる可能性があります。特に顔や首、耳や背中にできることが多いのが特徴の1つです。
これは、本来自然に剥げ落ちるはずの角質や皮脂などの老廃物が剥げ落ちずに皮膚の下にできた袋の中にたまってしまってできる良性腫瘍です。

アテロームは良性腫瘍ですが放置すると破裂する

アテロームは上でも書きましたが、良性の腫瘍です。
ですから、切除するかしないかはご自身の意思により決められます。

しかし、放置しておくことにより時間をかけて少しずつ大きくなります。自然に治ることはありません。また、大きくなるだけでなく時に感染し炎症を起こすこともあります。炎症を起こすと赤く腫れ痛みを伴います。膿がたまり、悪化したまま放置すると最終的に破裂します。

治療を行うには炎症を収めてから

炎症を起こした時点で受診する人も多いようですが、すぐにアテロームの切除手術は行えません。まず炎症が治まってからの切除となります。ですから、まずは抗生物質の内服や軟膏をぬるなどして炎症が治まるのを待ちます。状態によっては内服や軟膏では効果がなく炎症が治まらないこともあります。その場合は切開排膿をします。傷を切開し中の膿を出すということです。これで一旦炎症は治まることでしょう。しかしアテロームは袋を切除しない限り再発を繰り返すので、最終的には摘出手術をするといいでしょう。

小さいうちに摘出を

アテロームは最初は数ミリだった腫瘍が数年かけて数センチにまで大きくなります。
良性腫瘍なので、なにもトラブルがなければ放置しても問題はないので医者によっては析出手術を勧めないこともあるようです。しかし感染し炎症を起こした場合など、内服で炎症が治まればいいかもしれませんが、切開排膿をするとなると大変です。そのことを考えるとアテロームが小さく、炎症も起こす前に摘出手術をすることが負担が少ないと思われます。

“まずは受診を”
腫瘍が小さいとニキビか、吹き出物か、脂肪の塊か、素人では判断ができないと思います。
気になるものがある場合は悪化する前に専門医を受診することをお勧めします。
医師の診断とご自身の考えと合わせて、その後の治療を進めていくと安心ですね。
手術を進んで受けたいという人はあまりいないと思いますが、その時の最善の方法で健康な毎日を送りたいものです。

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