アテローム

アテロームの摘出手術と入院

   

アテローム=粉瘤(ふんりゅう)は、垢などの老廃物が皮膚の下の袋にたまったものをいいます。この垢などの老廃物、本来は自然に剥げ落ちるはずのものですが、なんらかの原因により皮膚が覆ってしまい外に出ることができずに溜まってしまった状態です。

癌細胞と違い全身に広まることはなく、その部位だけにあるできものです。良性腫瘍なので、必ず摘出しないとならないというものではありませんが、時間をかけて大きくなると日常生活にも支障をきたすこともありますし、細菌感染すると炎症し膿が体外に出ればいいのですが、体内に破裂した場合膿が体内を巡り腹膜炎など命に関わる病気になることもあります。
このような場合は摘出手術をした方が良いでしょう。

炎症している場合は抑えてから

アテロームが炎症を起こしている場合、すぐに手術は行えません。抗生物質の内服や軟膏で治療し炎症が治まってから摘出手術を行います。腫れていると切開する部分が大きくなることや、術中に破裂する可能性もあるからです。

また内服薬や軟膏で炎症が治まらない場合は、切開排膿(皮膚を切開し中の膿を掻きだす)の処置をします。これで一旦炎症は落ち着くので、後に袋ごと取り出す摘出手術を受けることになります。膿を出しても、袋がある以上、再発を繰り返すからです。

手術は入院が必要か

アテロームの摘出手術は大きさや炎症の有無により入院して手術を受けるか日帰り手術が可能か異なります。病院の方針や担当医師の考え方にもよると思いますが、一般的にはアテロームの大きさが直径5センチくらいまでのものでしたら日帰り手術が可能で、その後に何回か通院する形をとるというところが多いようです。

また入院が必要な場合は設備の整った総合病院を紹介されるケースもあるようです。
費用については、アテロームの大きさにより変わります。
小さい方が費用も抑えられ、大きくなると高額になります。

アテロームを取り除くかの判断

アテロームは小さいものでしたら定期的に経過観察をしていくことも多いようです。

しかし大きくなったものや、炎症を起こすと取り除くことが必要になります。
肥大化した場合は入院しての摘出手術となることもありますので、医師と相談し負担の少ないように対応できるといいですね。

稀に癌化することもありますし、炎症を起こした場合も最悪死に至ることもあるので、信頼できる医師のもと、経過観察は必須かと思います。どのタイミングで摘出するのか、またはそのままで大丈夫なのか、良性腫瘍ではありますが放置することは避けましょう。

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